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2022ちひろ大判カレンダー


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  • 2023.03.19 Sunday
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子どもたちの夏休み

いわさきちひろ
「蟹を持つ少年」1969
ちひろ 夏の画集より
 
今日の1枚はちひろ夏の画集から。
色合いに少し大人っぽさも感じた
この少年の絵にしました。
 
小さな蟹と麦わら帽子。

ちょうど来週、
長男がお友達に誘われて海に行く予定。
蟹を見つけにいこう!と言われて
なんだか可愛いなと思ったところでした。
 
そういえば、私も小さな頃に
沢蟹をつかまえて風呂桶で育てたなぁと思いだしました。
でもそれでは可哀想だから
川に戻してあげようって
近所の川に連れて行き、土手を降りて
もどしてあげた。
子育て中は、すっかり忘れていたことを
突然思いだしたりします。
 
 
今年の夏はどんな楽しいことが待っているかな?
毎年、長い夏を思うと大変ですが
プールに山に海に・・と楽しむ
子どもの姿を眩しくも感じます。
やはり夏は特別ですね。
  

夏の緑

いわさきちひろカレンダー
 
2013ちひろカレンダーの7月8月は
濃い緑が印象的な作品。
 
森の中で遊ぶ少女が
白く浮き上がり、色の対比が鮮やかですね。
 
みなさんは夏といえば
海?山?どちらを思い浮かべますか?
 
私は山です。
たぶん、両親が山が好きで子どもの頃に
夏といえば 山へ行ったり
緑いっぱいの湖へ行ったり。
海に行く事がほとんどなかったので
体に染み付いているのでしょうね。
 
暑い夏でも山へ行くと
夕暮れには涼しくなります。
そして、ヒグラシが鳴き・・
日が落ちるまでの緩やかな時間は独特。
その時間がすごく好きで、
このちひろさんの緑の作品をみると
ヒグラシの鳴く音や葉や土の香りを
思いだします。
 
このカレンダーをちらりと眺めては
木々の香りを思いだしながら
今年の夏を過ごそう。
 
そしてもうすぐ子ども達の夏休みです。
  


ちひろ絵本案内vol.11「絵のない絵本」

いわさきちひろ
「絵のない絵本」は大人むけの絵本。
アンデルセンの美しい詩と
いわさきちひろのモノクロの挿絵が
ひっそり静かに広がる世界です。
 
主人公はとある屋根裏に暮らす貧しい画家。
誰も友達のいない街で淋しく暮らす彼のもとに
夜ごと月が訪れて、自分の見てきたことを
話して聞かせます。
 
まるで詩のような、三十三夜のお話。
どれも夢物語ではなく、名もない人々の暮らしのひとコマです。
 
ある時は、インドの川のほとりの少女。
ある時は、パリの街角。
またある時は、アイスランドの人々のこと。
 
大きな出来事があるというわけではなく
本当に月が、ふと下を眺めたら起こっていた出来事・・
というような場面です。
そして どれも少し悲しげ。
 
きっとこの時代には
庶民の暮らしは慎ましやかだったのだと思います。
 
アンデルセンのこの絵本で
華やかなお城、美しいドレスの王様やお姫様ではなく
人々のその質素な暮らしの中にある
喜びや悲しみにこそ
本当の美しさがある と語っているように思えました。
 
そして ちひろさんの挿絵は
見事にその世界観を表現しています。
 
多くの作品は明るい色彩で描かれている
ちひろ作品ですが、それとはまた別の
画家として新たな表現の試みを感じます。
 
描く事への想いの強さでしょうか? 
この絵本の挿絵は ちひろさんの念願だったそう。
その想いが感じるのかな?
 
この作品のために
アンデルセンの生地オーデンセへまで
旅したちひろさんは以下のような感想を述べています。
 
なにからなにまで見なければ描けないなんてことはないけれど
じかにこの目で見、ふれることのできる感動が
どんなにわたくしを力強く仕事に立ち向かっていけるようにするかということを
かみしめていました。
(いわさきちひろオーデンセの旅行記より 別冊太陽いわさきちひろ)
 
時には美しい言葉で綴られた本を読みたい時に
おすすめの1冊です。
 

ちひろ 夏の画集

いわさきちひろ,夏の画集
前回、「絵のない絵本」をご紹介しますと
予告しましたが・・
7月になって日差しも強くなり初夏を感じるこの頃、
この画集が眩しくて、今回は「ちひろ 夏の画集」を
ご紹介します^^
 
春、夏、秋、冬・・の四季の画集のなかでも
夏らしく鮮やかで光溢れる作品が並ぶ
この「ちひろ 夏の画集」。
とても美しく、おすすめです。
 
いわさきちひろ
梅雨の終わり、夏の始まり・・
雨のあとに虹が現れるかもと思わせる
ちょうど今の時期でしょうか。
 
いわさきちひろ
夏の少女の章では 
子どもの頃の明るく眩しい夏を思いだします。
 
襟元のスモッキング刺繍のついたワンピース。
懐かしいですね。
私も昔、着ていた記憶があります。
 
夏休みを感じる作品もいっぱい。
絵雑誌「こどものせかい」の挿絵 なつのえほん。
子ども ひとりひとりが生き生きしています。
 
  
7月8月にはこの画集から
いくつか作品を選びたい。
 
あれ?初めて見た!と感じる作品も多いので
ご紹介していきたいです。
 

それにしても、
ちひろさんの作品は本当に色が繊細で
淡く美しく・・
印刷で表現するのはとても大変だと思いますが
この画集シリーズはとても美しい。
原画の素晴らしさを再現しています。
 
ぜひ、一度お手に取ってみてください。
 


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