先月、ちひろ美術館東京で開催されていた
「ちひろスタイル」。
ちひろさんが当時、愛用していた
洋服や小物、旅の記録。。などが展示されていました。
このウールのツーピースは
お気に入りだった銀座の洋装店「ルネ」で仕立てたものだそうです。
美しいラインがとても素敵ですね。
向田邦子さんや新村玲子さんなど
角界で活躍する女性達が通っていた「ルネ」。
入退院を繰り返した晩年も、ちひろさんは
オーナーの鈴木才子さんと交流を続けていたそうです。
魅力のある小さな洋装店。
とても素敵なお話です。
こちらは、黒姫山荘で使っていたというカップ。
旅先でのスケッチ。
「こういう自由なひとときを
私はどれだけ前から夢見ていたことだろうか」
この言葉は印象的でしたし
とても共感したのでした。
母親として、画家として
忙しい毎日の合間に 自分の好きな物を集めてみたり
好きなお花を庭で育てたり
お洒落をしてみたり・・
この展示では
絵描きとしてのいわさきちひろさん ではなく
女性としてのいわさきちひろを垣間見ました。
楽しみを自分から見つけて
そっと周りにおいておくような生き方が素敵だなぁと思いましたし
私も、そんな風に生きていきたいな!と思ったのでした。
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※この展示は終了しています。
※写真は美術館の許可をいただいて撮影しております。ご了承ください。