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- 2023.03.19 Sunday
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アンデルセン「マッチうりの少女」より 絵/いわさきちひろ
11月も もうすぐおわり。
あと1か月でクリスマスですね。
ずいぶんと前からサンタクロースへ何をお願いしようか?と
悩んでいた小2の長男。ついに決定したようで今年も手紙を書きました。
「たのしみだな!」と笑顔のあとに、チラリと私を見て
「・・・でも、サンタクロースはいなくてお母さんやお父さんがプレゼントを置いていくんだって○○君が言ってたんだよ」って。
いずれそういった話題は出るだろうと思っていたので
もちろん、母としてはまったく動じません^^
「サンタクロースは信じなくなると来てくれなくなるんだよ。
でもプレゼントがないと可哀想だから、お父さんやお母さんが変わりに置いてあげているんだよ。」
と話しました。
まだ8歳ですからサンタクロースがいると信じたい年頃。
「そうか〜」と、それで納得しました。
私も小さな頃はサンタクロースが来ていると思っていましたし
頑張って夜中にこっそり起きて
プレゼントがきていることを確認してドキドキしたものです。
大人になると、そんな思い出が本当にキラキラとほんのり輝いて
自分自身にとって大切なものになるのですね。
ですから、息子には少しでも長く夢のある出来事を信じていて欲しいなと思います。
さて、クリスマスの贈り物。
みなさんは考えていますか?毎年絵本を贈る我が家。
次回から贈りものにオススメの絵本を紹介したいと思います。
絵本『あかちゃんのくるひ』より 1969年乳母車
友人から「無事に元気な赤ちゃんが産まれました」とのメール。
いろいろな面から1か月も早い出産をするため
彼女が入院する前日に顔を見に行ったので
どうなったかとソワソワしていました。
やはり出産は大変な仕事ですから。。
それに 臨月前にということもあったし
お母さんも赤ちゃんも心配でした。本当によかった。
今年は友人知人で3人目の出産です。
出産のお知らせが届くと、いつも心が暖かくなります。
小さな赤ちゃん、みんな元気に大きくなってね。
おめでとう。
<ちひろ絵本>
ただいまちひろ美術館・東京で開催中の
「谷川俊太郎と絵本の仲間たち」展。
展覧会の開催にあたって開かれた谷川俊太郎さんの
ギャラリートークに伺いました。
+++++++++++++++++++++++++++++
子どもの頃から、物語絵本よりも
図鑑が好きだったという谷川さん。
絵本を作るにあたっては、児童文学ではなく
『学問への入口としての絵本』を作りたいと思っているのだそう。
ご自身の中で、『大人の世界へ通じる道への最初のメディア』と
位置づけられているのだとか。
そして、そこから生まれる様々な絵本のなかで
特別な仲間である3人の画家、
堀内誠一、長新太、和田誠についてのお話です。
谷川さんにとって3人が特別な理由・・
それはシンプルに『好きだから』ということ。
挿絵を描いてもらう際、100%信頼されているそうです。
通常は幾分希望を出したり、修正があるけれど
この3人の場合は、絵について相談した事がなく完全に任せてしまう。
そして、絵が描かれる事で
+αの魅力を加えてくれる・・そんな絵描きなのだとお話しされていました。
エディターとしても素晴らしかったという
堀内誠一との仕事は、深みのある絵本をともに作り・・
画家としての堀内誠一は、即興的に絵が描いてしまえる
絵を描くのが仕事ではなく好きだから・・という感じの人だったそう。
惜しくも54歳の早さで亡くなられていますが
その時には、これから堀内さんと仕事していたような絵本を作りたい時に
どうすれば・・?と途方に暮れたとのお話が印象的でした。
そして、天才だと称する 長新太。
どこか違う世界にいたような・・次元が違うような
そんな人だったという長新太との絵本は
インパクトのあるものが多い中、
一番すごいと思っているのは長新太、晩年の挿絵
『みみをすます』だそうです。
こちらは今回原画が展示されています。
少ない線で語りかける絵が詩と交わり素晴らしく必見です。
そして、最後は和田誠。
描きすぎない感性の絵だと語られていました。
表情を描いていないようで、描いている
そこに日本人らしさを感じるのだそうです。
個性溢れる3人の画家と絵本の話や詩の話を聞いて最後。。
この展覧会のために書き下ろした詩をご本人が朗読されました。
『えほんのふるさと』という詩です。
聞いていると、子どもの頃に絵本を読んだときの気持ちを思い出すような・・
なんともいえない優しい気持ちになって
とても感動しました。
(こちらで紹介されています→ちひろ美術館サイト)
その朗読の時間がとても素敵で。。
『色々なお仕事はしていますが、肩書きは“詩人”です』
と、最初にご自身を紹介された言葉にとても納得しました。
ちひろ美術館・東京