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- 2023.03.19 Sunday
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ちひろ美術館・東京で 26日から始まった
『谷川俊太郎と絵本の仲間たち』展。
早速、見てきました!
絵本の仲間とは・・堀内誠一、長新太、和田誠の3人。
なんとも素晴らしい仲間です。
3人それぞれと制作した絵本の原画が展示されています。
そして、こんな楽しい企画も。
『俊みくじ』。
谷川さんの言葉が添えられているおみくじです。
私が引いたのは こちらです^^
昨日は、谷川俊太郎さんのギャラリートークを伺ったので
次回はそのことを書こうと思います。
今回のチラシには 展覧会の為に書き下ろした詩が綴られています。
とても素敵で、心にジーンと染み渡ります。
こちらに紹介されていますので、ぜひ読んでみて下さい。
『ちひろの昭和』第7章きょうのおやつは? より
1962年「おやつのじかん」
秋になるとますます楽しくなるオヤツの時間。
手作りのおやつ。私も冬が近づいてくると
クッキーやマフィン、ビスコッティなどなど焼き菓子を色々作ります。
夏は暑くて、ついついオーブンを使うお菓子作りをお休みがち。
この「ドーナツ」の絵に添えてあるテキストには
ちひろさんの得意なおやつが書いてありました。
プリン、ゼリー、焼きリンゴ・・
売れっ子の画家である、ちひろさんは当時すごく忙しかったと思いますが、
息子さんに手作りのお菓子を作っていたのですね。
そういえば、
私が子どもの頃、母もよくお菓子を作ってくれたものです。
昭和の時代、そういう事が流行っていたように思います。
よく出てきたのは、銀のトレーに入ったマドレーヌ。
それとエクレアやシュークリーム。
懐かしい思い出です。
きっと その記憶が、今は息子と一緒に
お菓子を作ったりすることに繋がっているのではないかと思います。
それにしても この絵のドーナツの美味しそうなこと。。
そしてお母さんが運ぶのはココア。
子どもたちには、とっておきのオヤツですね!
ちひろ『秋の画集』より
ちひろと宮沢賢治の絵本『花の童話集』を紹介している1ページ。
秋の草花は日本らしさがあり、とても好きです。
桔梗、ススキ、銀杏、ワレモコウにオミナエシ・・・
どれも控えめな美しさですね。
そして、その草花を見ると、思い出すのは宮沢賢治の作品です。
とくに桔梗を見ると、ふっと『銀河鉄道の夜』が目に浮かびます。
桔梗色の空を鷺が舞う・・という場面。
濃紺の空に真っ白な鷺という幻想的な表現で、とても好きな箇所です。
ちひろさんも子どもの頃に、宮沢賢治の作品に触れたのだそう。
そして、こんな風に書いています。
「素晴らしい交響楽のゆたかな音のなかにいる時のように、
私にはもう外のものはなにもきこえないような気がしました」
その宮沢賢治の花にちなんだ童話に
いわさきちひろの挿絵という『花の童話集』。
まだ読んでいない本なのです。
最近、美しい言葉の本が読みたいと思っていたので
きっと、ぴったりのはず。。
近々 読書の秋の1冊にしようと思います。
ちひろ卓上カレンダーの10月。
モノクロのイラスト、中国の物語に出てくる女の子でしょうか?
いわさきちひろの中国的な挿絵といえば
『りゅうのめのなみだ』を思い出します。
心優しい少年と竜の物語。
『中国の国』とは出てきませんが、登場人物や街並から
中国のどこかの街の物語であることがわかります。
子どもの頃に、母に読んでもらって
竜の絵が印象に残っていた絵本です。
私も息子に読んであげました。
「竜がかっこいいなぁ」と描かれた竜を真似して
描いたり・・男の子には竜は憧れの存在ですから
やはりインパクトがあったようです。
来年は辰年。
お年玉で 竜を題材にした絵本をあげる
なんていうのも良いかもしれませんね。
『ちひろ 秋の画集』の表紙の作品。
「あやとりをする少女」。
少しずつ、涼しく・・ではなく
急に秋が訪れましたね。
庭の木はまだ緑色ですが、もうすぐ紅葉がまっています。
秋は 赤や黄色、橙色の葉が街を彩って美しい季節。
ちひろさんの作品にも たくさん登場します。
秋の画集には様々な秋の表情が登場して素敵な1冊。
表紙の作品、「あやとりをする少女」を眺めると
繊細な少女の横顔の線と微妙に移り変わる葉の色が
秋のイメージにぴったりだと思うのです。
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