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  • 2023.03.19 Sunday
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トットちゃんを読む その4

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少しお休みしていた「窓ぎわのトットちゃん」感想文。

トモエ学園に入学して、トットちゃんは

どんな毎日を過ごしているのかな?

読書再開です。

 

日々のちょっとした出来事や少し変わった授業が

楽しくてしかたのないトットちゃんの様子が

生き生きと描かれている中盤。

本当にそんな小学校があったら楽しそう!と思えます。

色々なエピソードの中、一番印象に残ったものをひとつ。。

 

新しい車両がやってくる日の話。

(トモエ学園の 教室が電車の車両だったことは前回に書きました)

みんな、朝からうわさ話です。

子ども達の興味は、どんな風に電車が運ばれてくるのか?ということ。

? 電車なんだから、線路を作って走ってくるじゃない??

? いやいや、リヤカーで運ぶんじゃない?

? そんなに大きいリヤカーなんてないよ・・

などなど、子ども達は色々考えています。

どうしても見たいので、校長先生にお願いすると、

一度家に帰り、おうちの人が良いと言ったら

「ご飯を食べて、毛布とパジャマを持っておいで」とのこと。

電車にも興奮ですが、このことにも大興奮!

子どもにとっては一大イベントです。

 

さて、そして明け方に車両は やってきました。

どんな風に?かは、本の中で楽しんでいただけると。。

とにかく車両がやってきて、

子ども達はその場にいることが嬉しくて嬉しくて

校長先生に飛びついたり、ぶら下がったり!

校長先生も嬉しそうに笑い・・

「誰もかれもが笑った。そして、このとき笑ったことを

みんなは、いつまでも、忘れなかった」

(窓ぎわのトットちゃん p76より引用)

 

ああ、良いですね!

みんなで笑ったことが大人になっても

ふと思い出せる想い出になるって。

 

子どもの頃の想い出が大人になった時に

どれだけ大事か、今はよくわかります。

それは、大人が意図的に用意した出来事ではなく

どちらかというと、この出来事のような、ふとしたこと。

 

自分自身を振り返り、

小さな想い出が人生の中で力になってくれることを思って

じーんとした1ページだったのでした。

・・・

ちひろ美術館・東京では会期を延長して

『窓ぎわのトットちゃん展』開催中です。

〜5月29日まで

 ・・・

被災地の方へ届いたら・・と、

今回から最後に作品を1枚ずつお届けします。

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1953 いぬのあかちゃん

  • 2011.03.28 Monday
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  • 12:50
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  • by

みんな一緒に

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今読んでいる「窓ぎわのトットちゃん」。

黒柳徹子さんの子どもの頃のお話です。

小学校を退学になったトットちゃんを受け入れてくれた

トモエ学園には、あたたく心の大きな校長の小林先生がいました。

 

徹子さんのお話より。。

トモエ学園にはハンディキャップを持つ子がたくさんいましたが

小林先生は『助けてあげなさい』とは言った事が一度も無かったそうです。

『一緒だよ』

『みんな一緒にやるんだよ』

それだけだったのだそう。

黒柳さんは「みんな一緒にやるんだよ」と、

世界中の人が思うようになったら、世界はもっと平和に・・

そして子ども達は幸せになるでしょう とお話ししています。

「新婦人しんぶん」より

 

「みんな一緒にやるんだよ」との言葉。

目にして、なんだか涙がでそうになりました。。

今、とても心に響いてきます。

 


今、思うこと

大地震という、とても大きな出来事に

テレビで映像を見るたび、心が痛みます。

日々の暮らしがあったであろう場所を

あっという間に飲み込む津波や火事の様子。

 

東京に住む私は被災地の方に何が出来るだろうかと思う。

 

このブログは、いわさきちひろさんの作品を窓に

日々の思うことを書いてきました。

今、ちひろさんが 生きているならどうしていただろう。

ちひろさんが人々に届けたかったのは

「ささやかな幸せ」。

 

少しでも心にほっと優しい気持ちを届けることができるならと

今、このブログを被災地の方が見られる状況ではないとは思いますが・・

いわさきちひろさんの作品をいくつか掲載します。

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どうか、少しでも多くの方の命が救われますように。。

 

そして、これからの笑顔のために、

出来るだけいつもと同じように過ごしながら

小さくても私の出来ることをしようと思います。

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『ちひろ 花の画集』

『ちひろ いのちの画集』より作品を掲載


トットちゃんを読む その3

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トットちゃんがトモエ学園で出会った最初の人。

それは校長の小林先生でした。

キョロキョロワクワク好奇心一杯のトットちゃんを

最初から、暖かく受け止めた校長先生。

 

(この人となら、ずーっと一緒にいてもいい)

初めて会った日のトットちゃんの感想です。

校長先生との章では

トットちゃんを理解しているフリ・・とか、

大人なフリ・・ではない

校長先生の接し方に 素晴らしさとそして少し反省も感じたりもして。

多分、それを感じたのは母としての私の気持ちだと思います。

 

心から安心した時、学校が楽しみでしかたなくなるトットちゃん。

子どもにとって、信頼や安心がどれほど大切な事か。。

とにかく校長先生は読んでいる私もお会いしたくなるくらい

素敵なのでした。

 

そんな校長先生のいるトモエ学園も負けずに面白い。

なんといっても、教室が電車の車両ですから!

これは羨ましい限りです。

今の学校にも1台ずつあったら楽しそうですが、どうかしら。

 

授業やお弁当の様子。

まったく、小学校のあり方とは違っていて変わっていることばかり。

まだ、そのあたりを読み始めたばかりなのですが

子どもを「型にはめる」ではなく、「受け止める」ということが

どうやらトモエ学園の個性のようです。

 

つづく

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 -おめでとう30周年-ちひろと黒柳徹子

『窓ぎわのトットちゃん』展

ちひろ美術館・東京


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