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- 2023.03.19 Sunday
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初山滋 永遠のモダニストの1ページ。
「たなばた」の挿絵です。
ちひろ美術館では、いわさきちひろ作品の展示の他に
絵本作家の原画を展示、紹介しています。
いつも素敵な刺激を受ける展示ばかり。
何年か前の「初山滋展」では、色鮮やかな原画に強烈なインパクトを受けました。
絵本も持っていますが、やはり印刷では表現しきれない色合い。
原画で初めてその作品の本当の美しさを知りました。
ほかにも、今ではすっかり大好きな「茂田井武」展。
作品からにじみ出る独特の雰囲気も原画ならでは。
こちらも心に残っています。
絵本の挿絵は印刷されることが前提ですが
やはり原画には、作家の思いが込められているのですね。
パワーがあります。
これは、ちひろさんの作品でも同じことを感じます。
淡い色調の表現。ああ、こんなに美しかったんだ!と
原画を見て思うことがしばしば。
ただいま、ちひろ美術館・東京では
『ちひろとちひろの愛した画家たち』展開催中。
色々な作家の原画を見ることの出来る機会です。
岡本帰一、武井武雄やケーテ・コルビィッツなどなど。
私も12月こそ、足を運びたいと思います。
今年2010年のちひろポストカードカレンダー。
11月はほのぼのとした作品です。
朝の準備をする男の子。
オーバーオールやボーダーのお洋服が可愛い。
洗面器や後ろにかけてあるタオル・・
家の中の様子が描かれている作品はついついジーッとみてしまいます。
置いてある物や布の柄など、どんな模様かな〜と。
そして、我が家もこんな雰囲気の部屋に模様替したいなとか、あれこれ想像してしまいます。
その通りには なかなか進みませんが
家のことを考えるのは楽しいのです。
カレンダーをチラリと眺めては、そんな楽しい想像。
そして、今年のポストカードカレンダーも残すところ12月のあと1枚。
ちひろさんの絵とともに1年の色々あったことを思ったりして。
1年は早いですね。
林檎の赤い色が綺麗なこのページは秋の旅のスケッチの一コマ。
左側のページはスケッチしている机の上ですね。
イラストに添えられているのは息子である松本猛さんの文章です。
「すみませんが机をもうひとつかしてくださらない」
宿に着くとちひろさんがいつもそう頼んでいたのだとか。。
「何にお使いになるんですか?」と宿の方に聞かれると、、
「ええ、ちょっと絵を描くもので・・」とはにかみながら答えていたそうです。
はにかみながら・・とは控えめですね。
でも、なんだか想像できるから不思議です。
そんな姿勢は作品に流れる雰囲気と一緒だからかな?
旅の中のちょっとした家族の時間。
ホッと暖かい気持ちになります。
やっとついた宿で家族で座って
ふーっとみんなで一息つくこと。。ありますよね。
その時間を思い描いて、ちひろさんを身近に感じたページなのでした。
新しい いわさきちひろ画集は秋の画集。
黄金、赤、黄、橙・・紅葉の色合いが美しい秋の世界です。
秋の野花も美しいですね。いろどり豊か。
日本ならではの草花と子ども達。懐かしさも感じます。
わっ可愛い!また初めて見る作品がありました。
『柿の木と3人の子どもたち』。
ちょこんと座る子どもと柿の実のバランスがとても好き。
ちひろさんの作品、まだまだ知らない作品がいっぱいありますね。
ただいまちひろ美術館・東京で画集の出版記念展開催中。
今年はますます短い秋。
暑い夏が終わって、やっと涼しくなった・・と思ったら
今度は急に寒くなって、もう冬になってしまうのかと思いました。
でもまだ少しだけ、秋の時間がありそうです。
気持ち良い風に吹かれながら、お茶・・
お散歩、ピクニック・・楽しみたいですね!