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- 2023.03.19 Sunday
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16cm×16cmの小さなこの絵本は大人の私達への絵本です。
それぞれのページをめくると、見開きの絵とともに
ちひろさんの人生の一コマの出来事と
感じた事が詩のように綴られています。
最初のページは 幼い頃に住んだ街の記憶の断片。
次のページには小学校の頃の想い出。
そのて次は戦争で焼けてしまった家の事・・
そして、大人になり 結婚・・子どものこと・・家族の事・・と続いていきます。
素直にその時に感じた事が描かれていて
等身大そのままのいわさきちひろを感じられると思います。
大好きなこの絵本の中でも一番好きなのは
結婚当初、記念になるものは夫からもらわなかったので
だいぶたってから
ずっと一緒にいられる指輪を贈ってもらう事に・・。
大切に左くすり指にはめてから
十年経って・・また十年経って・・
夫婦に味わいが出るように、変化する指輪への想いを語っています。
短いなかにも夫婦の長い時間を暖かく感じて
とても好きな文章です。
イラストも素敵ですね。
年齢を重ねてくると、人生の中で
嬉しいことでも悲しい事でも想い出が増えてくる。
大人になった今だからこそ、
一緒に懐かしく思えたり
自分の人生を見つめてみたり・・
色々な気持ちを感じる そんな一冊なのです。
ちひろカレンダーの大判、3月4月は身体測定の絵。
小さい子ども達の着替えの たどたどしさが可愛いのです。
この体重計も懐かしい。
大人になると、あまり見かけなくなりますから。
大判カレンダーの3月4月はいつも子ども達の様子が描かれていて楽しみです。
それぞれの細かな手の動き、顔の向きなどで
性格も垣間見える感じがします。
今日は息子の保育園へ向かう途中に
幼稚園の卒園式らしき親子を沢山見かけました。
今日明日は卒園式、卒業式が多いのかな?
子どもにとって 新しいステップが待っている4月。
ワクワクしつつも、やっぱり少しドキドキ緊張しながら待っていると思います。
一緒に遊んだお友達や先生とのお別れもあるけれど
親の心配をよそに・・少し大人になる第一歩
そんな特別な3月の終わりを感じたのでした。
ちひろ美術館・東京で 新しい展示が始まりました。
春らしく明るさを感じる展示は「ちひろと金子みすゞ」。
もうひとつは「ポーランドの絵本画家たち」です。
美術館のホームページを見て、ああこの絵は・・たしか・・と
「ちひろ 花の画集」をめくってみました。
線が繊細で 少女と小鳥の静かな時間が印象的です。
金子みすゞの代表的な詩「私と小鳥と鈴と」を思いだす
ぴったりの作品です。
(ちひろ美術館・東京のHPに詩が掲載されています)→★★
とても優しいこの詩は 最後の
「みんな違って みんないい」という言葉に思いが詰まっているように感じます。
どんな人にも 誰にでも 優しく伝わる。
いわさきちひろと金子みすゞの共通点なのかな?
展示を見に行くのが、楽しみです。
今日からは春の陽気になるそうなので
花が綺麗な美術館の庭を眺めるのも、もうひとつの楽しみですね。