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生誕100年「Life展」 子どものへやと井上洋介の絵本展

子ども達の夏休みに安曇野ちひろ美術館へ。

お盆時期、とても賑わっていました。


安曇野ちひろ美術館が一年で一番来館が多い時期だそう。

 

私も福岡から来た親戚家族を安曇野案内するため大勢で伺いましたが、そんな方も多かったかな?

 

夏の展示はいわさきちひろ生誕100年「Life展」 子どものへや トラフ建築設計事務所 が展示されていました。

そして、同時開催は井上洋介の絵本展。

 

実は、もう少し前に展示のことを書きたかったのです。

しかし、なかなか言葉がまとまりませんでした。

見て感じたことを言葉に出すことって難しいですね。

 

つまり、それだけインパクトの大きかった展示だったということです。

 

 

トラフ建築設計事務所は代表作である「空気の器」がヒントになった美しい展示。

入り口には真っ白な空気の器が揺れています。

そして、館内をすすむと天井にゆれるたくさんの繊細な空気の器は、あれ?ちひろさんの絵が描いてあるって気づくのです。

それに、あ、帽子なんだ!って思う。

 

この展示では子ども達に身近な帽子を安心感を与えてくれる「子どものへや」として表現しています。

 

ちひろさんの作品にもたくさん登場する帽子と帽子をかぶる子ども達。

 

帽子をテーマにした切り口って面白いですね。

 

ちひろさんの帽子をかぶる子どもの作品が並ぶ展示室。

初めて見る作品もありました。

 

そういえば、我が家でも毎朝子どもたちに「帽子は?」と言っています。。

 

そうして、空気の器が作り出す美しい館内を抜けて、渡り廊下を通り、今度は井上洋介の絵本展の部屋へ。

 

井上洋介と聞いたらすぐに『くまの子ウーフ』が思い浮かびます。

ウーフとその仲間達のお話、大好きです。

 

原画も見ることができて、心温まるその先に、、今度は強烈な絵が待っていました。

 

きっと井上洋介さんの脳裏に焼きつき、一生忘れられないものにした戦争の記憶。

それを表現したタブローです。

 

どんな絵だったか?

写真に撮るのも気がひけるほどの作品だったので、どうぞ美術館でみてください。

 

小学生の息子や親戚の中学生、みんなビックリとして最初は黙っていました。

でも展示室から出て来て、しばらくすると、少しずつ感想を話し始めました。

戦争の火の中を歩くということは、まったく美しくなく、

ただただこのタブローの世界を歩くようなことなのだということが衝撃だったかな。

 

とにかく井上洋介さんのイマジネーションと生き様をみた展示。

絵の表現がまるで違うようにも見えますが、ちひろさんの絵を描くことへの情熱と近いものを感じました。

 

 

子ども達と行く美術館。

いろいろな気持ちを体験できたようです。

 

子どもの頃に美術館で見た絵、私は今でも印象に残っています。

それが良いか悪いかという判断ではなく、たくさん見ることが大切かなと思えます。

見て感じたことは大人になって、その人の糧となるはずです。

 

どうぞ親子で美術館へ。

感じるものがあるはずです。

 

安曇野ちひろ美術館- 開催中

(土)(火)

いわさきちひろ生誕100年「Life展」子どものへや トラフ建築設計事務所

奇喜怪快 井上洋介の絵本展

 

今週末、9月2日(日)に生前の井上洋介を知る講師を迎え、講演会が行われます。

参加費は無料ですが事前のお申し込みが必要です。

桑原茂夫 講演会「井上洋介を語る」

2018年9月2日(日)14:30〜16:00
お申し込みはこちら→
https://chihiro.jp/azumino/events/25264/


※美術館の許可をいただいて写真撮影しております。御了承ください。

 

 


曖昧で大事なこと

のぞき穴の向こうにはちひろさんの絵。

 

今日まで安曇野ちひろ美術館で開催の いわさきちひろ生誕100年「Life展」 あそぶ plaplaxの展示の中の一部です。

 

小さな穴の向こう。

また別の世界があるような感覚です。

 

こどもの頃というのは、そんな夢や不思議なことに夢中でした。

もしもの世界とか、本の中に入ってしまう世界とか。。

 

今回の展示では、そんな子どもの頃の気持ちを思い出させてくれて「あそぶ」というテーマは子どもだけではなく、大人にもむけていたのかなと思いました。

 

いつも思いますが、ちひろさんの絵を見ていると、ふと思い出す子どもの頃の感覚や気持ちがあります。

普段は全くわすれているのに、突然パッと蘇る。

 

人間の思い出や感じたことなどは忘れるのではなく、すべてしまってあって、時々それが何かの刺激で蘇るのかもしれません。

 

無駄なことはひとつもなくすべて心の中に残って自分を作っていくものなのかもしれませんね。

 

展覧会で曖昧だけれど大事に思えたこと。

 

秋には東京のちひろ美術館でも展示されるplaplaxさんの展示。

ぜひ足を運んで見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 


いわさきちひろ生誕100年「Life展」 あそぶ plaplax

安曇野ちひろ美術館

晴れた日曜日。

息子とともに安曇野ちひろ美術館へ。

 

いわさきちひろ生誕100年「Life展」 あそぶ plaplax を見てきました。

 

いわさきちひろ生誕100年の今年は1年をかけて、さまざまな角度からいわさきちひろと「Life」を考えていく展示が続きます。

安曇野ちひろ美術館の第1弾はplaplaxによる「あそぶ」。

 

インスタレーションと聞いていたので、とても楽しみでした。

それに「あそぶ」がテーマなら子どもと遠慮なく一緒に楽しめそうですね。

 

でも 美術館であそぶとは?どんなふうに?

 

まずは、最初の部屋へ。

 

ちひろさんの 遊ぶ子ども達の絵が展示されています。

ボックス型の額縁は積み木のようでワクワクします。

 

そしてその奥には

真っ白なちひろさんのアトリエのテーブル。

なぜ白いのかというと・・・

 

それぞれの道具に手を触れると

なにもない真っ白な場所に色や絵が現れるのです。

 

なんて素敵なんでしょうか!

 

ちひろさんが愛用した古いラジオも置いてありました。わざわざ同じ型を探したそう。

手を触れるとメロディとともにダンスする子ども達の絵がが現れます。

 

こんな風に音楽を聴きながら、描いていたのだと想像したり、まるでちひろさんのイマジネーションの世界に触れるようでした。

 

 

インスタレーション展示とともに、そのテーマに沿った作品も飾られています。

 

 

遊ぶ子どもを描きながら、きっと幼い頃の自分を思い出し、懐かしさも感じながら描いたに違いない。

そんなことを思うのでした。

 

それにこの線画。普段はあまり見ることができいない作品です。

可愛らしくてとても好きです。

 

さらに奥の展示室にいくと、また違った視点で絵本の中へ入って行く展示もあったり、、

(のぞきあな、何が見える?)

 

歩くと絵の具が足元に現れたり、、

(やっぱり走る!色が溢れる!)

 

絵の具の重なり合う表現もすてきです。

 

子ども達が楽しそうに白いキャンバスの上を歩いている様子も可愛らしく。。

お隣にいた女の子は、キャンバス外に出るたびに足をゴシゴシと床に擦り付けているので、何をしているのかな?と思ったら、足の裏に色をつけている(つもり)なのだそう。キャンバスを歩くたびに色が変わるのでそう思ったのかもしれません。

すてきな想像力!

まさに展示とともに、イマジネーションも豊かになる場面でした。

 

ほかにも楽しい展示がありましたが、ここで全て見てしまうより驚きがあると思うので、ぜひ足を運んで見てください。

 

アトリエからはじまり、絵本の中を歩き、色の世界を体感して、最後には白の世界を感じる。

まるでちひろさんのたどった足跡を楽しみながらも、ダイレクトに心と体で感じる展示でした。

 

今年のちひろ美術館の今までになかった展示は、美術館の新たな方向性を見たように思えました。

 

それに、いわさきちひろの作品の懐の深さもさらに感じました。

どんな風に展示したとしても、ちひろさんの作品の底に流れるものは全く変わらず普遍。

 

色々と書きましたが、とにかくあれこれと考えず、子ども達と美術館に訪れて楽しんでください。

幼い時に美しい物に触れること それこそちひろさんが子ども達に届けたいことだと思いますので。

 

+++++

 

そして、安曇野ちひろ美術館に訪れる楽しみといえば、もうひとつ。

カフェに立ち寄ること。

 

お花見団子セット。桜茶も付いています。

(こちらは期間限定のようです)

 

絵を見て、絵本も読んで、ゆったりと美味しい時間が過ごせるという贅沢。

ちひろ美術館のカフェは、東京も安曇野もどちらもおすすめです。

 

 

冬が終わり、春を迎えた安曇野は草木も花も生き生きとして最高の季節です。

どうぞ旅にお出かけください。

 

安曇野ちひろ美術館- 開催中

いわさきちひろ生誕100年「Life展」

あそぶ plaplax


※美術館の許可をいただいて写真撮影しております。御了承ください。

 


もうすぐ開館

冬季休館していた安曇野ちひろ美術館、3月から開館です。

 

展示のチラシが届いて「わぁ!」と一言。

今までにない展示になる予感です。

 

今年はちひろさんの生誕100年ということで、新しい試みがあるようです。

 

息子はきっと喜ぶであろう内容ですので、一緒に行かなくては。

 

安曇野の冬、ちひろ美術館がお休みの間はちょっと寂しいので、開館の知らせはまるで春のお便り。

 

 

それにしても、今までとは違うインパクトのある展示ですね。

美術館が新しい形をあゆむ表明のように思えます。

 

ずっと変わらぬものと変えていくもの。

美術館にはそれが大事だと思うので、、今年1年のちひろ美術館の展示にはとても注目しています。

楽しみです!

 

 

 

 

 


安曇野ちひろ美術館へ

秋の深まる安曇野ちひろ美術館へ行ってきました。

 

毎年、冬期休業は12月からですが、今年は建物改修のため11月8日から冬期休業。

休業前のギリギリに伺うことになりましたが、この日は久しぶりの秋晴れだったのでとても気持ちよかったです。

 

2017年の最後の展示はイブ・スパング・オルセン。

「つきのぼうや」を描いたデンマークの作家です。

 

原画をみて驚きましたが、フィルムに描かれていました。

艶やかな線はその効果だったのかな? 

 

 

オルセンがこの話を作った動機は、テレビのないこども達に動く絵を見せいという願いからだったそうです。

新聞の日曜版の付録に細長く印刷され、読者はそれを切り取って上下を棒に巻きつけて縦長の絵巻物として楽しむ・・ものだったそう。

 

なんて素晴らしいアイデアなのでしょうか。

新聞にそんな素敵な付録があったならば、読んでみたくなりますね。

 

「つきのぼうや」を絵本としてみていたので、元々の形、巻物で最初にみたならばまた違った印象だったかもしれません。

 

オルセンの絵本原画とともに、多く手掛けたポスターも展示されていました。

訴えたいことを絵を描いて人々に伝える強い心を感じました。

 

 

そして、同時開催のちひろさんの展示は「ちひろと旅する信州」。

 

 

ちひろさんが旅をした信州の地図。

 

今、こうして信州に暮らしているとこの地図をみているだけで楽しくなります。

 

そして、各地でスケッチした作品を展示。

 

「浅間温泉より松本市の夜景を望む」

 

時折訪れる浅間温泉なので、なんだか嬉しい気持ちです。

夜は、松本市街のあかりがこんな風に見えるんです。

 

白骨温泉に行かれたことのある方も多いかと思います。

温泉の風景。

 

ちひろさんのスケッチ。

線がとても少なく、心に残ったことをささっと描いていたことが感じられます。

 

信州に訪れてきた方も、信州に住む方もそれぞれの味方で楽しめる展示でした。

 

今回の撮影スポットは、こちら。

この場所ができてから、必ず子どもと撮影するのでとても記念になっています。

 

 

 

白く雪化粧してきてアルプスも見え、紅葉も美しい秋。

しばしお休みして、また来年の春に美術館に訪れることが楽しみに感じた日。

 

心がのびのびとしました。

 

+ + + 

安曇野ちひろ美術館

今年度は建物改修工事のため11/8(水)より冬期休館。
来年の開館は 3/1(木)〜となります。

 

※美術館の許可をいただいて写真撮影しております。御了承ください。

 


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