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母の日

いわさきちひろ

 

昨日は母の日でした。

 

母の日といえば、ちひろさんのこの作品ですね。

 

何度見てもかわいいこの絵。

私は特にこの子どもの手がすきなのです。

お母さんの首につかまる小さな手。子どもって小さな頃はこうしてお母さんにぎゅっとつかまりますよね。

 

それにカーネーションが1輪なのも良い。

ここにおかあさんの心を映し出していると思います。

 

プレゼントや花束がほしいわけではなく、1輪でもお花をあげたいという気持ちが一番。

多分、道端に咲く野の花だって良いのです。

おかあさんにあげようと思う気持ちが詰まっていれば。

 

そして、おかあさんの表情が見えないところ。

見えなくても、わかるのです。ただ嬉しいだけではなくちょっと涙もでてしまう感じが。

 

優しさあふれるこの絵。

母であるちひろさんだからこそ描けた1枚だと思います。

 

 


春の野原

「ちひろ 春の画集」p33

 

春の野原。

この作品のタイトルです。

 

桜が散って新緑になる頃、この絵のように景色はどんどん緑いっぱいになる。

4月のはじめ頃は、茶色い景色から少しずつ雑草も生えてきて小さく愛らしく思いますが、今はもう緑がぐんぐんと力強くあふれています。

 

「春の野原」。うっすらと子どもの影が見えますね。

ほんとうにこんな感じに、、緑の見える向こうに誰かいてかけまわっている。

笑い声が聞こえてくるようです。

それに心地よい風も。

 

緑が全面に描かれていますが、その濃淡とかすれた具合がまた草原であることをかんじさせます。

 

花のある絵もすてきですが、こんな風に、何気ない草たちのなかで遊ぶ子ども達のすがたも良いものですね。

原っぱに出かけたくなります。

 

 

 


桜が満開の今

4月5日に高畑勲監督が亡くなられたニュースを知りました。

 

こちらの写真は昨年、安曇野ちひろ美術館での講演時のもの。

お話からも これからもずっと作品を作っていくという力にあふれていました。

 

82歳という年齢を聞いたとしても、亡くなることなど想像もつかなかったので、とてもショックです。

 

この講演の時に、ちひろさんの作品の横顔の表現について語られていました。

まっすぐそのまま伝えるのではなく、何かを思わせる。

見るものに委ねること それが大事なのだと。

 

高畑監督の作品には、その想いがつまっていると思います。

なんでも白黒ではないこと。

人間の複雑な気持ち。

 

最後の作品となった「かぐや姫の物語」。

映画館で見た時にエンドロールで涙が止まりませんでした。

そのままの自分で生きることについて 背中を押されたような気持ちでした。

 

最高傑作だったと思いますが、きっと高畑監督は次の作品も考えていただろうから、まだまだこれは最高傑作ではないよっていうかもしれませんね。

 

亡くなっても作品は人々の心に残る とはいうものの、、やっぱり生きてこれからも作品を見たかったと思い残念でなりません。

 

「かぐや姫の物語」で印象的だった桜の花びら舞うシーン。

それを思って安曇野の満開の桜を。。

 

そうそう、「かぐや姫の物語」も素晴らしいですが、その前作「ホーホケキョ となりの山田くん」も最高の作品なのです。

こんなふうに生きたいと本気で思いながら、お腹を抱えて笑ってしまう作品です。

 

高畑監督のご冥福をお祈りいたします。

 

 


兄弟を育てる

いわさきちひろ

『ちひろ いのちの画集』より あんよはじょうず

 

我が家には二人の息子がいます。長男は14歳、次男は7歳です。

 

年の離れた兄弟というのは、まるで一人っ子を二人育てているような感じです。

 

生まれる前は、この絵のように弟を可愛がる姿を想像していましたが、実際はというと・・小さな弟を可愛がろうとすると、強気な次男は我先に!兄に対抗心を燃やしてかわいげなく。

残念ながら、長男の可愛がろうと思う心も長くは持ちませんでした;

 

親が思うようにはいかないものですね。

 

けれど、最近は少し変わってきて、今度は弟が歩み寄ろうとしてみたり。

 

家族の形は時間をかけて作るものなのかな?と思えます。

 

 

それにしても、子育てのほとんどは親の思うようにはいかないもので、それが喜びでもあり苦労でもあります。

それに、子ども達が思っているよりも、母親である自分自身はそこまで大人になっているわけでもない。

生まれる前から母になる覚悟を持っていたわけでもなく、四苦八苦して子育てしながら共に育つものだと思っています。

 

お母さんらしくしたいときもあれば、難しいときもある。

けれど、そうやって葛藤があって、時が過ぎて、いつしか強くなっていくのかもしれません。

 

 


明日

いわさきちひろ

 

今日は3月11日の明日。

 

7年前におきた震災の翌日のことをいまでもはっきりと思い出します。

そして、しばらくは、美味しいとか楽しいとか思うことも悪いことのように思えました。

 

そしてまたしばらくしてからのこと。

長い間綴ったいわさきちひろ手帖を1年ほどおやすみしたこともありますが、また書こうと思うようになったのも震災からから生まれた気持ちのひとつ。

 

ほんのちいさななにか が、何処かの誰かに届いて、ちょこっとでも気持ちに寄り添えたら。。

私にできる小さなことをやっぱりやっていこうと思いました。

 

とにかく、これまでにない大きな出来事が今まで思っていた価値観を少しずつ変えていったようにも思えます。

 

 

なつかしい、やさしい、人の心のふる里をさがします。

絵本の中にそれがちゃんとしまってあるのです。

 

ちひろさんの残した言葉。

 

 

絵本の中に込めた思い。

どうか今でも心が痛む子どもたちに、優しい絵本の声が届きますように。

 

そして明日にむかって進めますように。

 


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